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膵胆管合流異常

何らかの理由で、膵管と胆管の合流に異常が発生した場合、十二指腸の括約筋がうまくはたらきません。膵液と胆汁が逆流しあうなど、いろいろな障害を引き起こすのが 「膵胆管合流異常」です。

膵胆管合流異常とは

胆管と膵管の2本の管は、十二指腸への出口付近の十二指腸乳頭で合流します。
2本の管が共通管という1本の管になっているのです。
括約筋のはたらきで、膵液と胆汁のお互いの管に自分の管轄の体液が逆流しない構造になっています。
この仕組みは胎児のかなり初期の段階で出来上がっています。
ところが、何らかの理由で、膵管と胆管の合流に異常が発生していた場合、十二指腸の括約筋がうまくはたらかなくなってしまいます。
膵液と胆汁がお互いに逆流しあうなど、いろいろな障害を引き起こすのが 「膵胆管合流異常」です。
逆流などによって、管の組織がダメージを受けて炎症や結石があらわれます。

膵胆管合流異常の原因

どうして、異なる体液が管に進入しあうことで炎症や結石などの症状が引き起こされるのでしょうか。
体内の組織の壁は、各自の流れる体液の成分に順応しているものです。
たとえば、胃液は必要なものですが胃以外に長くとどまれば大きなダメージを与えてしまいます。
これが膵液と胆汁によって引き起こされるのがこの膵胆管合流異常なのです。
基本的に先天的な奇形とされていて、先天性胆管拡張症のほとんどにも膵胆管合流異常の合併がみられます。
臓器の炎症を繰り返したり慢性的に腹痛を抱える人もいれば、無症状で成人し、健康診断で気付く人もいます。

膵胆管合流異常の治療

先天的な疾患であり、受診する科に悩みがちな病気です。
内科、外科のいずれでもよいので消化器専門医の診断を受けましょう。
まず、炎症や結石が起こっていればその合併h層の治療を優先する必要があります。
ただし、これら合併症を一度内科的に治療してもまた繰り返されます。
さらに胆管ガンの可能性も高くなります。
よって、最終的には外科的治療を行い手術するのが望ましいでしょう。
合流障害は個人差があり、手術の方法も様々に異なりますが基本的にいずれも予後は良好です。
ただし、また炎症が起こるようなことがあれば経過観察をします。

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